100%アナログ方式での音作りにこだわったセミモジュラーシンセサイザー「RAVEN」
2018/11/28 10:30
セミモジュラーアナログシンセサイザー「RAVEN」がKickstarterに登場し、出資を募っている。
RAVENは、オーストリアの電子楽器メーカーbirdkidsが開発したユーロラック対応セミモジュラーシンセ。感情の奥深さやテクスチャーを表現するため、100%アナログ方式の音作りにこだわったといい、ワイドレンジデュアルVCO(オシレーター)、同社オリジナルのVCF(フィルター)モジュール「TheBateleur」、VCA(アンプ)出力×2(VCA「THAT2162 Blackmer」およびウェストコーストスタイルのフォトカプラVCA)などを搭載する。
入力は、1V/Oct(ピッチトラッキング)、各VCOにリニアFM/PWM(パルス幅変調)/SYNC、VCO間にはクロスフェーダーを搭載し、外部オーディオ信号、VCFカットオフ、VCF CV、VCFレゾナンス、VCA CVに対応。出力は、各VCO(ノコギリ波、三角波、パルス/矩形波)波形出力、ノイズ、VCF、クリーンアウト(リニアVCA THAT2162 Blackmer)、オプトアウト(フォトカプラVCA)に対応する。
また、各VCOの波形選択トグルやVCFモードスイッチのほか、コントロールつまみとして、PWポジション、PWM量、FM量、コースチューン、ファインチューン、クロスフェーダーポジション、外部オーディオ信号入力量、VCA CV量、VCFカットオフポジション、VCF CV量、VCFレゾナンスポジションを備えている。
RAVENは、本体のほか、ユーロラックモジュラー電源コネクター(16ピンフラットリボンケーブル)1本、3.5mmモノラルケーブル(CV/オーディオ)4本を同梱。本体パネル色はシルバーまたはブラックが用意されている。今なら数量限定の早割価格449ユーロ(約5万8000円)で入手できる。2019年10月の出荷を予定しており、日本への送料は25ユーロ(約3200円)だ。
RAVENは、2018年12月6日までクラウドファンディングを実施中。2018年11月28日時点で、3万8000ユーロ(約490万円)の目標額に対して約2万4000ユーロ(約300万円)を集めている。