micro:bitでドローンを作ってみよう——クワッドコプター組み立てキット「Air:bit」
2019/10/07 11:30
英BBCが開発した教育用マイコンボード「micro:bit」でドローンを作れる組み立てキット「Air:bit」がKickstarterに登場し、わずか1日で目標額に達するほど人気を博している。
Air:bitは、4つのプロペラを持つクワッドコプターが作れる組み立てキット。「basic kit」は、モータードライバーボード、DCコアレスモーター×4、プロペラ×8(予備を含む)、リチウムポリマー電池、合板製フレームなど、組み立てに必要な全てのパーツを含んでいる。ただし、basic kitにmicro:bitは含まれないので、micro:bitを別途入手する必要がある。
完成したドローンの大きさは110×120×30mmで、離陸重量は約90g。最大飛行時間は7分で、飛行距離は50~100メートルだ。飛行高度は最高50メートルを推奨している。
ドローン本体に組み込んだmicro:bitは、フライトコントロールのほか、リモートコントローラーとのBluetooth通信や加速度検出なども行う。プログラミングはMicrosoft MakeCodeのほかPythonなどで行える。
Air:bitのbasic kitにはmicro:bitをリモートコントローラーにするためのリモートコントロールプレートが同梱されており、micro:bitを使ってドローンのヨー(回転)、ピッチ(前後)、ロール(左右)、スロットル(上下)を操作できる。micro:bitの代わりに、スマートフォン用アプリでリモートコントロールすることも可能だ。
Air:bitの早期割引価格は、フレームとmicro:bitを含まないパッケージが808ノルウェークローネ(約9500円)で、basic kitにmicro:bitを含むパッケージが1180ノルウェークローネ(約1万4000円)。フレームなしのパッケージを選択した場合、フレームは3Dプリンターやレーザーカッターで自作する必要がある。出荷は2020年3月の予定で、日本への送料は85ノルウェークローネ(約1000円)だ。
この他に、クラスルーム向けやクリスマス用などさまざまなパッケージが用意されており、ニーズに合わせて選択することができる。
Air:bitは12万ノルウェークローネ(約140万円)を目標に、2019年10月12日までクラウドファンディングを実施するが、2019年10月7日時点で目標額の2倍近い約22万ノルウェークローネ(約260万円)を既に集めている。