RL78/G14の演算処理性能は51.2DMIPS、最大512KBのフラッシュメモリと最大48KBのRAMを搭載し、タイマーや8bitDAC機能などを備える。消費電流は、CPU動作時に66μA／MHz、スタンバイ（STOP）時に240nAと低消費電力設計だ。

E2エミュレータLite（E2 Lite）と同機能のエミュレータサーキットが搭載され、デバッグ用の追加ツールの購入が不要だ。RL78/G14のすべての信号端子にアクセス可能なスルーホールを備え、Arduino unoとPmodのインタフェースを標準搭載している。 Semtech製のSX1261/SX1262 LoRaトランシーバを組み合わると、長期のバッテリ駆動が可能なLoRaに基づく無線通信によるIoTセンサーデバイスを試作することも可能だ。サンプルコードやアプリケーションノートも、提供される。

加えて、同時発売の「RL78/G1D BLE Module Expansion Board」を使用することで、Bluetooth Low Energy無線通信の機能を追加することが可能だ。

RL78/G14 Fast Prototyping Boardの参考価格は20ドル、RL78/G1D BLE Module Expansion Boardの参考価格は25ドルだ。