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災害時の発電や売電、EV充電などに活用可能——近未来型マイクロ水力発電

災害時の発電、売電、EV充電などに活用できるマイクロ水力発電が、CAMPFIREで出資を募っている。

マイクロ水力発電は、工場の排水、ビルの循環水、浄水場の循環水などを利用し、配管内の水の力だけで水車を回して発電する方法のことだ。マイクロ水力発電に厳密な定義はないが、小水力発電(1000kW)以下となる出力100kW以下の発電を、開発チームはマイクロ水力発電と呼んでいる。

発電に使う水車にはフランシス水車を採用した。この水車では、フランジ部分に取り付けた配管から水が流れると、渦巻状のケーシング部分に水が流れ込む。中央部分に取り付けられたランナー(羽根)の回転軸が発電機につながっているので、流れ込む水でランナーが回転することで電力が発生する。

想定流量5~25L/秒に対し、発電出力は0.5~2.2kwだ。発電機のサイズは280×280×560mmで、各種プラント、大規模商業ビル、公共設備など、配管残圧が利用できる場所であれば、どこでも設置できる。

CAMPFIREでのクラウドファンディングは2020年10月11日まで実施する。CAMPFIREでのリターンは、3万円のマイクロ水力発電現場調査プラン(先着100名限定)のほか、80万円のマイクロ水力発電早割プラン(ランナーやケーシング、発電機一式の提供)などが用意されている。

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