新しいものづくりがわかるメディア

RSS


原料は家庭廃棄物——「UBQ」で作った3Dプリンター用フィラメントが「2022 SXSW Innovation Awards」を受賞

イスラエルのUBQ Materialsは2022年3月16日、家庭廃棄物を原料とする熱可塑性プラスチック「UBQ」で作った3Dプリンター用フィラメントが「2022 SXSW Innovation Awards」を受賞したと発表した。

photo

UBQ Materialsは、これまで埋め立て処理されていたあらゆる有機物を含む、一般家庭から出る無分別ゴミを原料として、石油由来の樹脂に代わる、完全にリサイクル可能な熱可塑性素材へ転換する技術を保有する。

このUBQを使った3Dプリンター用フィラメントは、Plastics Appと共同で開発。柔軟な造形が可能でコスト効率の高い3Dプリンティングの利点をフルに活用しながら、カーボンフットプリントを低減した環境配慮型製品の製造が可能になるという。

同社の事業は環境、社会に配慮した事業活動「B Corp」として認証されており、メルセデスベンツや高級ハンガーメーカーのマイネッティ、ペプシコ、マクドナルドなどの顧客を持つ。UBQ Materialsの共同CEO/創業者のTato Bigio氏は「この革新的なフィラメントにより、3Dプリンティングは最も環境に配慮した生産手段になるだろう」と話している。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る