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3Dプリンター製液体ロケットエンジン「E-2」が試験燃焼でフル推力を達成

Credit: Launcher/John Kraus Photography

ロケット開発企業の米Launcherが、2022年4月21日、NASAステニス宇宙センター(SSC)において、液体ロケットエンジン「E-2」の試験燃焼を行い、公称推力、圧力、混合比の実証に初めて成功した。

Launcherは、3Dプリントされた銅合金を使用する最初の小型ロケット開発企業だ。独AMCMと共同で、造形エリア450×450×1000mmという初の大判カスタム3Dプリンターを開発し、小型ロケット製造における3Dプリンティング技術をリードしている。

E-2は、3Dプリンティング技術を用いて製造された高性能液体ロケットエンジンで、2024年打ち上げ予定の小型衛星専用打ち上げロケット「Light」用に開発された。今回の試験燃焼で、推力10トン、燃焼圧力10MPa、10MPa圧力下で液体酸素とケロシンの混合比2.62の最高性能が確認され、1基でペイロード150kgを搭載して地球低軌道に投入できるという。

E-2の燃焼室は3Dプリント製の一体型で、液体酸素で冷却するシステムを採用。クロムジルコニウム銅(CuCrZr)合金を使用しており、通常、3Dプリント製燃焼室に使用される航空宇宙グレードの銅合金に比べて、コスト削減とサプライチェーンの制約緩和にも成功した。

次のステップとして、Launcherは2022年5月に同じ燃焼室とインジェクターで再度試験を行う予定で、軽い改造をしてフィルム冷却を全てなくすことで性能を向上させている。今回の試験で90%だったC*効率を目標値98%にすることを目指しており、液体酸素/ケロシンを使用するエンジンとしては世界で初めて青いショックダイヤモンドを見られることができるかもしれないという。

fabcross for エンジニアより転載)

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