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交換式レーザーヘッドで多様な材質に対応——レーザー刻印機「M3」

交換式レーザーヘッドを搭載するレーザー刻印機「M3」がKickstarterに登場し、わずか24時間で約10万ドル(約1350万円)を調達する人気をみせた。

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M3は、以前紹介した「M1」の後継モデルで、より広範な材料の加工ができるようグレードアップしている。10Wのブルーレーザー、2WのIRパルス(レッド)レーザーヘッドを用意しており、対象物や加工目的に応じた最適な仕様の選択が可能。395×365mmの広いワークエリアで、プラスチックから金属、ガラスまで多様な材料の加工に対応する。

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ブルーレーザーの波長は455nmで、ウッド、レザー、紙、ガラス、セラミック、ファブリックなどへの刻印やカットができる。5Wのブルーレーザーのスポットサイズは0.08mmで、4~5mm厚のウッドボードをワンパスでカット、10Wのブルーレーザーのスポットサイズは0.06mmで、8mm厚のウッドボードをワンパスでカットする性能を有する。

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IRパルスレーザーの波長は1064nmでスポットサイズは0.03mm。ピークパワーは15Wと高く、銅、チタン、ステンレス、アルミ、プラスチック、アクリルなどへの精密加工に対応する。

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高強度のアルミ合金製の本体と工業グレードのライナーガイドレールを採用することで、200~250mm/sの高速ながら5μmの高精度な加工が可能。オプションのロータリーローラーや高さ調整ブロックを使い、円筒形や球体、厚みのある対象物にも対応できる。加工中の煙や臭いを除去するエアーフィルターシステムも、オプションで搭載できる。

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USBかBluetooth通信でスマートフォンやPCと接続し、専用アプリで簡単に操作ができる。OSはWindows、Mac OS、iOS、Androidに、ファイル形式はJPEG、BMP、GIF、PLT、PNG、DXF、JPG、XJ、HPGLに対応する。本体のボタンを押すだけで繰り返し同じ加工ができる、オフラインバッチ加工も可能。本体サイズは553.5×543.5×207mmで、重さは4.6kgだ。

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M3は、Kickstarterにおいて、1万ドル(約135万円)の目標額を大きく上回る約41万ドル(約5500万円)を集めて、プロジェクトを成功させた。現在はINDIEGOGOから、10Wブルーレーザーヘッド搭載タイプを799ドル(約10万8000円)、2Wレッドレーザーヘッド搭載タイプを949ドル(約12万8000円)で入手できる。2022年8月の出荷を予定しており、日本への送料は99ドル(約1万3000円)だ。

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