新しいものづくりがわかるメディア

RSS


ウェアラブルEXPO 注目の新製品たち

動物の「キモチ」解析デバイスからメガネ販売チェーン店の視力拡張スマートグラスまで——ウェアラブルEXPO

コーンズテクノロジー

スプレーコーティングしたインソールが歩く時に曲がることで発電し、コンデンサに電力を蓄電する。 スプレーコーティングしたインソールが歩く時に曲がることで発電し、コンデンサに電力を蓄電する。

コーンズテクノロジーは、ムネカタが開発した圧電性溶液のコーティング型スプレー技術を使って、曲がることで発電するインソールを展示した。個人差はあるが、一歩あたり20マイクロジュールを発電する。デモでは折り曲げて発電した電力を、内蔵されたコンデンサに蓄え、環境発電でのセンサ駆動や無線送信が可能なモジュールenocean製「STM400J」から各デバイスへ信号を送る仕組みを紹介していた。今後はGPSを内蔵して位置情報を定期的に発信したり、温度やにおい等の情報を発信したりする仕組みを検討しているという。

インソールのかかと部分に内蔵されたenocean製STM400Jから各デバイスへ発信する。 インソールのかかと部分に内蔵されたenocean製STM400Jから各デバイスへ発信する。

ニッセイ

「Privacy Visor」を装着。バイザーに施された細かい模様は見た目ほど気にならず、視界の邪魔にならなかった。 「Privacy Visor」を装着。バイザーに施された細かい模様は見た目ほど気にならず、視界の邪魔にならなかった。

メガネ関連資材を扱う総合商社のニッセイ(福井県鯖江市)は国立情報学研究所(NII)と技術協力し、カメラの写り込みによるプライバシー漏洩を防ぐメガネを開発した。意図せず写り込んだ写真が、SNSなどの顔検出システムで位置情報とともに開示され、プライバシーを侵害することを防止できるという。クラウドファンディングで製品開発の支援を募り、資金調達を達成した。ベルリンのドイツ技術博物館で常設展示品にも選定されている。メガネフレームには強度が高いチタンを採用し、メガネ生産で知られる鯖江市のメガネ技術を用いた。販売価格は3万円(税別)の予定だ。

可視光を反射吸収する素材を貼り付けて目の周りの明暗の特徴をなくし、従来のメガネフレームを上下逆さにすることで顔検出システムを妨害することが可能という。 可視光を反射吸収する素材を貼り付けて目の周りの明暗の特徴をなくし、従来のメガネフレームを上下逆さにすることで顔検出システムを妨害することが可能という。

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る