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ルービックキューブを解くSTEM教材ロボット「Ruku」

Raspberry PiとiPhoneのカメラ、それにステッピングモーターで動くメカを使ってルービックキューブを解くロボット「Ruku」のプロジェクトが登場した。カメラアプリが自動的に各面の色を認識して、最速の解法を判断し、メカ部分が実際にルービックキューブを回転させる仕組みになっている。

世代を問わず楽しめるRukuだが、元々はSTEM教育用に開発されたものだという。STEMとは科学(Science)、技術(Technology)、数学(Math)、エンジニアリング(Engineering)の頭文字をとったもので、これらの基礎科目を統合して生徒に身に付けさせるのが特徴で、理工系教育の新潮流として注目されている。

Rukuのハードウェアもソフトウェアもオープンソースだ。ルービックキューブを解くロボットとしては、レゴマインドストームを使ったもの、Arduinoなどを使ったものも存在するが、全体の価格はRukuの方が手頃なものになっている。Raspberry Piはステッピングモーターのコントローラーとして使用されているが、カメラ(iPhone)を使わなくても、ルービックキューブの色を手動入力すれば単独で解くことができる。 

Rukuは1月20日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点では目標資金額5万ドル(約602万円)のうち約5800ドルの資金を集めている。Rukuのルービックキューブも含めたキットは199ドル(約2万4000円)で入手できる。(Raspberry PiとiPhoneは別途必要)。日本への発送も可能で、出荷は2015年5月の予定。

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