同キャリアボードは、「Raspberry Pi Compute Module 4（CM4）」システムオンモジュールや、「NVIDIA Jetson Orin NX Orin」「NVIDIA Jetson Orin NX Xervior」などのJetson NXシリーズのシステムオンモジュールを、必要に応じて付け替えられるものだ。

特徴は、独自開発したSO-DIMM側アダプター回路を搭載していること。Jetson NXシリーズに採用されている接続用のSO-DIMMコネクターは、上記の各システムオンモジュールでは異なる規格となっている。しかし今回、同社は両者に対応した回路を開発／搭載。これにより、容易にモジュールの付け替えが可能となった。

例えば、低消費電力や小型化が求められる場合はCM4を利用し、高度なAI処理が求められる場合はJetson NXシリーズを利用するなど、用途に応じてシステムオンモジュールを選択できるようになる。

同キャリアボードは104×79mmの小型設計ながら、Type-M、Type-B、Type-Eの3種類のM.2スロットを搭載。さまざまなストレージや通信モジュールに対応する。その他、USB3.0やHDMI、Ethernet、PCIe、MIPI CSI／DSI、I2C、SPI、UARTなど多様なインターフェースと、Nano-SIMスロットも搭載。