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オリックス・レンテック、独EOS製の金属3Dプリンタによる造型受託開始

オリックス・レンテックは、NTTデータエンジニアリングシステムズと連携して、独EOSのハイエンド金属3Dプリンタ「M290」を使った造型受託サービスを5月に開始する。また同社は東京技術センター(東京都町田市)にM290の見学スペースや打ち合わせコーナーを設けた「Tokyo 3D Lab.」を開設する。

同社によるとM290の導入は日本で5台目で、東日本では初という。この受託サービスは、法人向けに試作品などの造型を行うもので、ユーザー企業は、金属3Dプリンタシステムの導入に必要な億単位の設備投資や技術者の育成にかかる時間をかけずに金属3Dプリンタによる造型が利用できるとしている。Tokyo 3D Lab.では、見学/打ち合わせの他、金属3Dプリンタ導入検討に関する提案も可能という。

M290は造型サイズ250×250×325mm、積層ピッチは20~60μm(材料により異なる)、造型金属はマルエージング鋼、ステンレス合金、コバルトクロムモリブデン合金、チタン合金、ニッケル基超合金(インコネル)、アルミニウム合金。ただし、この造型受託サービスではマルエージング鋼、インコネル718、ステンレス316Lを提供する予定。

今後、オリックス・レンテックは顧客への提案で培った所有資産の最適化ノウハウと、NTTデータエンジニアリングシステムズの技術力を組み合わせて、金属3Dプリンタの技術支援も行う総合サービス企業を目指すとしている。 

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