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ペットボトルで3Dプリント!?——プラスチック容器がフィラメントになる3Dプリントペン「Renegade」 

ペットボトルやクリアファイルなどのプラスチック製品をフィラメントとして使用できる3Dプリントペン「Renegade」が、Kickstarterで出資を募っている。

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Renegadeは、ペットボトル、レジ袋、クリアファイルなどのプラスチック製品を専用のカッター「ChupaCut」でテープ状にカットすることで、造形用フィラメントとして再利用できる。高価なフィラメントを使うことなく身の回りのプラスチック製品を再利用すればよく、低コストかつ環境にも優しいとしている。

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押出器の先端には回転機構を採用。ペン先温度は50~320℃で調節可能だ。 プラスチックをカットして使用する場合、専用カッターで5~7mm幅のテープ状にカットする必要がある。厚さ0.14~0.35mmの素材が利用できる。

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また、一般的な3Dプリンタ用フィラメントも使える。PLA、ABS、ナイロン、熱可塑性エラストマ(TPE)、耐衝撃ポリスチレン(HIPS)など、1.75mm径フィラメントに対応している。

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専用カッターChupaCutは、4つのスロットを使い分けることで、プラスチックを3/6/9/12mmの幅にカットできる。プラスチックを差し込むスロットは効率よくカットできるようカーブしており、切れ味も落ちにくいという。刃はスロットの内側にあり、安全にも配慮されている。

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価格は、RenegadeとChupacutがセットになったBasic Setが80ポンド(約1万1000円)。Kickstarterでは早割価格として、RenegadeとChupacut、アタッチメント、2Dイラストを3D化できるステンシルコンバータがセットとなった75ポンド(約1万300円)のプランを提供中だ。送料は全世界どこでも無料だ。

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Kickstarterでの目標金額2万5000ポンド(約345万円)に対し、これまで約2万3000ポンド(約317万円)の資金を集めている。支援受付期間は8月16日までで、スケジュールが順調に消化された場合、発送は2017年2月を予定している。

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