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カラー写真もモノクロ写真も現像可能——暗室のいらない現像タンク「LAB-BOX」

暗室のいらないフィルム現像タンク「LAB-BOX」が、Kickstarterで人気を集めている。モジュール式であり、2種類のフィルムに対応。カラー写真だけでなく、モノクロ写真も現像可能だ。

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LAB-BOXは、大きさ182×98×124mm/重さ700gのフィルム現像タンクだ。暗室がなくても、パトローネ入り35mm(135フィルム)とブローニー版(120フィルム)の現像ができる。また、C-41現像によるカラー写真の現像だけでなく、カフェノールを使ったコーヒー現像によるモノクロ写真の現像も可能だ。

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使い方は簡単。135フィルムを現像する場合は、135と書かれたモジュールを現像タンクに取り付け、フィルムをパトローネごとセットし、上蓋をセットしてノブを回す。すると、フィルムがタンク内のリールに巻き込まれていく。後は現像液を流し込んで、定期的に撹拌すれば、フィルムの現像が完了する。

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一方で120フィルムの場合は、120と書かれたモジュールを取り付け、フィルムをセットして裏紙を引き抜く。すると、モジュール内のリールにフィルムが巻き取られる。後は35mmと同じだ。

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LAB-BOXは2017年3月29日までクラウドファンディングを実施する。2月23日時点では、目標額の7万ユーロ(約830万円)を大きく上回る約33万ユーロ(約3900万円)を集めている。

LAB-BOXの早期割引適用価格は、現像タンクに135または120のいずれか1つのモジュールが付いて89ユーロ(約1万1000円)。出荷は2017年9月の予定で、日本への送料は39ユーロ(約5000円)だ。

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