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パネル並べたらロボットが動いたよ——プログラミング的思考を育む知育玩具「KUMIITA」

パネルを床に並べ小型ロボットをスタートからゴールまで動かす遊びを通して、プログラミング的思考を育む0~3歳児向け知育玩具「KUMIITA」(クミータ)がKickstarterに登場した。

KUMIITA robot

KUMIITAは、日本から世界へ向けて発信された知育玩具のプロジェクト。小型ロボットKUMIITA本体1台とイラスト付き正方形パネル40枚のセットだ。KUMIITA本体は床に並べられたパネルの上を移動し、パネル上のイラストが表す命令を実行しながらスタートからゴールを目指す。

KUMIITA command panels

パネルは120×120mmの正方形で、厚さ2.5mm。パネルには目に見えないドットコードが印刷してある。KUMIITA本体の底部に搭載したパターン認識センサーでドットコードを読み取り命令を実行する仕組みだ。パネルは、スタート、ゴール、進む、着替える、カラー分岐、音楽再生など全部で30種類ある。

KUMIITA

KUMIITAの興味深いところは、言葉を話せない乳幼児でも「プログラムとは何か」を体感できるよう工夫している点にある。KUMIITA本体がスタートからゴールにたどり着くには、プログラミングするように順序立ててパネルを並べる必要がある。

例えば、KUMIITA本体の進行方向を変えたい場合、着替えるパネルの後にカラー分岐パネルを置く。KUMIITA本体は、着替えるパネルの上を通ると本体LEDの色をパネルのイラストと同じ色に変更する。その後、カラー分岐パネルの上を通ると、本体LEDと同じ色の矢印が指す方へ進行方向を変更する。あたかもアセンブリ言語で書いたプログラムを実行しているようだ。

KUMIITA

KUMIITAの本体サイズは直径78mm×高さ120mmで、重量は約250g。アルカリ乾電池で駆動する。底部に2軸モーターを装備しており、秒速12.0~28.8mmで移動する。

KUMIITAは、2017年5月20日までクラウドファンディングを実施。4月24日時点で、目標額3万ドル(約330万円)に対して既に約2万ドル(約220万円)を集めている。

記事執筆時点で、195ドル(約2万2000円)の超早期割引分は既に完売。現在は送料込み255ドル(約2万8000円)の早期割引価格で入手できる。出荷は2017年12月の予定だ。

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