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ハードウェア制作の悩みを解決——Kickstarter、サポートプログラム「Hardware Studio」を発表

Kickstarterは公式ブログで、AvnetとDragon Innovationと提携しプロジェクトを立ち上げるクリエイターをサポートするプログラム「Hardware Studio」を9月から開始すると発表した。

Hardware Studioは、Kickstarterが製造/デザインなどの豊富な経験やリソースを有するAvnetとDragon Innovationとチームを組み、クラウドファンディングの出品者をサポートするプログラムだ。

同社は公式ブログで、新テクノロジーを世界に紹介するためには、部品の選別から価格の決定、工場とのつながりが必要などいくつものチャレンジがあり、プロジェクトの中には、実現が難しいものもあるとしている。これまで、Kickstarterのクリエイターたちが切り開いてきたことで、ハードルは下がってはいるが、さらにプロジェクトをスムーズに進めるため、経験豊富なクリエイティブ集団と提携しHardware Studioを提供すると、その狙いを説明している。

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Hardware Studioは、「Hardware Studio Toolkit」と「Hardware Studio Connection」という2段階のプログラムからなる。

コミュニティサイトHardware Studio Toolkitは、AvnetやDragon Innovationのエンジニア、Kickstarterのスタッフ、経験豊かなクリエイターやインダストリーのエキスパートなどが、クリエイターのためにツールやチュートリアルなどを提供する場だ。

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さらに専門的なアドバイスが必要な出品者は、次のHardware Studio Connectionに参加することができる。ここでは、AvnetとDragon Innovationのエンジニアから製品化への具体的なアドバイスやフィードバックが受けられる。参加方法はシンプルで、参加したプロジェクトはKickstarter上でハイライトとして扱われる可能性もあるという。

こうした出品者へのサービス提供は、他のクラウドファンディングでも同様に進んでいる。例えばIndiegogoはArrowと提携し、IBM、TE、ANALOG DEVICESなどをテクノロジープロバイダーとしてクリエイターをサポートする「Arrow Certification Program」を提供している。

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