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ノズル最高温度300℃——FFF方式ポータブル3Dプリンター「AIP Classic」

FFF(熱溶融積層)方式ポータブル3Dプリンター「AIP Classic」がKickstarterに登場し出資を募っている。

AIP Classic

AIP Classicは、上から下にビルドプレートが下がるトップダウン方式機構を採用した小型3Dプリンター。重量10kgと軽量な本体にプリント一時停止/再開機能を備えており、ノズル温度は最高300℃まで上げられる。

AIP Classic

AIP Classic本体はアルミニウム合金製で、サイズは400×220×460mm。最大プリントサイズは210×210×240mmだ。ノズル径は0.2/0.4/0.6mm。フィラメントは1.75mm径のPLA、ABS、TPE、TPU、PETG、ポリカーボネート、ナイロンに対応する。ホットベッド温度は0~110℃で、プリント精度は20~400μm。冷却ファンはターボファン×2、ヒートファン×1を搭載し、プラットフォームのキャリブレーションには光学ポジショナーを採用している。

AIP Classic

データファイルはSDカードまたはUSB経由でアップロードする。スライサーソフトはKISSlicer、Cura、Simplify3Dなどに対応。ディスプレイ表示言語は英語または中国語を選択できる。電源電圧は110~240V、消費電力は80~270Wだ。

AIP Classic

3Dモデル作成に不慣れなユーザーのために開発元のデザインチームがカスタムデザインを作成し、ユーザーはそのデータを購入またはリースできる。ユーザーがデザインしたモデルの3Dプリントサービスも提供する予定としている。また、現在、AIP Classic使用法についての解説ビデオを作成中だ。

AIP Classicの早割価格は、2199ドル(約24万円)。2018年8月の出荷を予定しているが、出荷先は米国内のみとなっている。

AIP Classicは、2018年5月26日までクラウドファンディングを実施中。2018年5月7日時点で、目標額1万ドル(約110万円)に対して約6800ドル(約74万円)を集めている。

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