JavaScriptでプログラミングできる超小型IoTコントローラー「neonious one」
2018/06/11 13:00
JavaScriptでプログラミングできる超小型IoTコントローラー「neonious one」がIndiegogoでクラウドファンディング中だ。
neonious oneは、Espressif Systems製「ESP32-WROVER」モジュールベースの超小型IoTコントローラー。サイズ58×27mmという小さな基板に、I/Oピン27本、10/100Mbitイーサネットポート、micro USBポートを備え、JavaScriptでプログラミングできる。
neonious oneの中核は、Node.jsのJavaScriptエンジンを「V8」から「Duktape」に変更し、埋め込み型デバイス用に小型化した「low.js」。Node.jsのシステムライブラリの一部を書き換えているが、全てのAPIが使える。neonious oneはIDE(統合開発環境)を搭載しており、ブラウザ上でプログラミングができる。トランスパイラーを使えば、ES6(ECMASCript 2015)やTypeScriptも実行可能だ。また、デバッガーも組み込まれている。
neonious oneのベースとなっているESP32-WROVERは、デュアルコア、240MHz、4MB SPIフラッシュメモリ、PSRAM(疑似SRAM)搭載のSoC。「ESP-WROOM-32」と同様にWi-Fi(802.11b/g/n)やBluetooth機能を備えPCBアンテナが付いているが、技適マークが付されておらず技適を取得していない可能性があるので、日本国内での使用には注意が必要だ。
neonious oneの早期割引価格は、42ドル(約4600円)。出荷は2019年1月の予定で、日本への送料は13ドル(約1400円)だ。
neonious oneは2018年7月23日までクラウドファンディングを実施するが、2018年6月11日時点で目標額500ドル(約5万5000円)の4倍以上にあたる約2300ドル(約25万円)を既に集めている。