MakerBot、学生向け3Dプリンティング認定プログラムを開始
2019/04/15 11:00
米MakerBotは、既に実施している教育者向け3Dプリンティング認定プログラムに加えて、学生向け認定プログラムを開始すると発表した。
MakerBotが新たに開始する学生向け認定プログラムは、中学生や高校生が対象。実践的なデザイン思考と3Dプリンティング技能の習得を目的としている。
MakerBotは、教育現場での3Dプリンティングの採用の広がりを受けて、2018年4月に教育者向け認定プログラムを開始したが、教師たちから自分の生徒たちにも同じようなプログラムが欲しいという要望を受けて作られたのが、学生向け認定プログラムだ。
学生向け認定プログラムは、「3D Printer Operator(3Dプリンターオペレーター)」、「Design Thinking(デザイン思考)」、「Applied Design Thinking(応用デザイン思考)」、「Design for 3D Printing (3Dプリンティングデザイン)」の4つのモジュール(履修単位)で構成される。学生はオンラインで受講し、修了すると認定を受ける。
各モジュールは、デザイン思考または3Dプリンティングに不可欠な側面に重点を置いている。3D Printer Operatorでは、MakerBot 3Dプリンターのセットアップと管理、初めてのプリント作成、よくある問題のトラブル解決方法などを学ぶ。
Design Thinkingでは、観察、観念化、デザインなどの重要な問題解決スキルを活用して現実世界のデザイン課題を解決する方法を学習する。Applied Design Thinkingでは、基本的なデザイン思考スキルセットに基づいた製作方法や、創造的な問題解決スキルで独自のプロジェクトにアプローチする方法などを学ぶ。
3D Printing Designでは、MakerBot 3Dプリンティングのエキスパートとなり、高度な3Dプリンティング技術を応用して優れたモデルを製作する方法を習得する。
このプログラムを修了すると、学生はMakerBot Certification Program for Students賞をSTLファイルで受け取り、達成の証しとして3Dプリントすることができる。
MakerBot学生向け認定プログラムは2019-2020学年度に実施する見込みで、2019年7月1日に登録受付を開始する予定だ。