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Arm、モバイルデバイス向け高性能プロセッサー3種「Arm Cortex-A77」「Arm Mali-G77」「Arm ML」を発表

Armは、5G時代のモバイルデバイスで次世代AI体験を実現するための最新プロセッサーである「Arm Cortex-A77」、「Arm Mali-G77」、「Arm ML」の3機種を発表した。

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Arm Cortex-A77 CPUは、モバイルパフォーマンスの定義を一新し、Cortex-A76デバイスに比べてIPC(Instructions Per Clock)が20%向上している。

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ハードウェアとソフトウェアの両方を最適化することで、Cortex-A7xシリーズの過去2世代(Cortex-A76とCortex-A77)との比較では、全体的なMLパフォーマンスが35倍上昇する。

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Arm Mali-G77 GPUは、最新のValhallアーキテクチャを採用したことで、現世代のMali-G76と比較すると、パフォーマンスは約40%向上した。演算エンジン、テクスチャパイプライン、ロードストア・キャッシュなど、性能向上に関わるマイクロアーキテクチャを強化して、エネルギー効率は30%、エリアサイズあたりの性能は30%向上している。

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エッジデバイスでの機械学習機能実装を狙いとするArm MLプロセッサーは、トップクラスの効率性と、堅牢なソフトウェア・エコステムを提供する。同社によると、Arm MLプロセッサーとオープンソースのArm NNソフトウェアフレームワークから構成されるML演算プラットフォーム「Project Trillium」は、現在2億5000万台以上のAndroidデバイスに搭載、出荷されたという。Project Trilliumを2018年に発表して以来、エネルギー効率を2倍以上向上させて最大5TOPs/Wを達成し、メモリ圧縮技術を最大3倍に、ピーク時の次世代パフォーマンスを引き上げ、最大8コアで最大32 TOP/sを達成している。

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今回発表したプロセッサーIP(半導体設計資産)スイートは、ラップトップのパフォーマンスや、スマートフォン上の機械学習(ML)のパフォーマンスを向上させるなど、モバイルにおける広範な用途に対応したものとなっている。

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