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自分の人工衛星を作って打ち上げよう——教育用超小型人工衛星「AmbaSat-1」

大きさ35×35mm、厚さ数mmの教育用超小型人工衛星「AmbaSat-1」がKickstarterに登場し、出資を募っている。

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AmbaSat-1は、自分で組み立ててコーディングできる基板型の人工衛星、いわゆる「アトサット」と呼ばれる超小型人工衛星で、商業ロケットで打ち上げて地球低軌道(LEO)に投入した後、およそ3カ月間に渡りインターネット経由でデータを送信することを目標としている。

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太陽電池、LoRaWAN無線トランシーバー、MCU、メモリ、ジャイロスコープ、加速度計、磁力計を搭載し、さらに温度センサーなど追加することができる。MCUはArduino互換性があり、コードはC/C++で記述する。初心者向けに、サンプルコードやコードテンプレート、さらにハードウェアの基本も学べるチュートリアルも用意している。

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使用するロケットはInterorbital Systemsが運用するNEPTUNEで、振動試験など打ち上げ前テストを経た後、12月下旬に打ち上げ予定。一度に打ち上げられるAmbaSatは200個まで、放出前はCubeSat内に格納されている。

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打ち上げの様子や、衛星テレメトリ、センサーデータなどはTTN(The Things Network)を介してWebアプリ「AmbaSat Dashboard」に表示される。

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特別価格は、単三電池タイプが35ポンド(約5000円)、実際に打ち上げることができる太陽電池タイプが46ポンド(約6600円)から。ロケット打ち上げも含める場合は214ポンド(約3万1000円)。出荷は2019年10月の予定で、日本への送料は5ポンド(約670円)だ。

AmbaSat-1は、目標額2万6000ポンド(約369万円)で2019年7月6日までクラウドファンディングを実施中だ。

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