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ポジティブワン、Jetson Nano用オリジナルキャリアボードの回路設計、基板設計、製造サービス開始

ポジティブワンは、Jetson Nanoシステムオンモジュールを利用したシステムを構築するためのオリジナルキャリアボードの回路設計、基板設計、製造サービスを開始した。

Jetson Nanoは、Nvidiaの最新の機械学習開発プラットフォームだ。オリジナルのJetson TX1は、256 CUDAコアを搭載した1024 GFLOPのMaxwell GPUを使用していたが、Jetson Nanoは同じプロセッサの縮小版を使用し、エントリー価格を引き下げている。ブートログによると、Jetson NanoはMaxwell GPUと同じ第2世代のGM20Bを搭載しているが、CUDAコアは半分だ。

Nvidiaには、Nanoを含むすべてのJetsonプラットフォームで動作するオープンソースプロジェクトがあり、オブジェクト認識とオブジェクト検出を含む様々な機械学習技術を例示している。物体認識ニューラルネットワークは約1000個のレパートリーを持ち、静止画像やカメラフィードからのライブでも機能する。カメラからのライブで実行する場合、オブジェクト認識デモは約17fpsで処理(およびラベル付け)、顔を検索するオブジェクト検出デモは約10fpsで実行する。

Jetson Nanoには、スモークパーティクルシミュレーション、マンデルブロレンダリング、健全な量のガウスぼかし、jpegエンコード、フォグシミュレーションなど、CUDAのデモが多数集められていて、IDソフトウェアからオープンソースでリリースされたさまざまな3Dエンジンをベースにしたもののような、3Dゲームを実現することも可能だ。

Khronos OpenVX標準を実装および拡張し、Jetson Nanoを含むCUDA対応のGPUやSOC用に最適化されたコンピュータービジョン用のNvidiaのSDKであるVisionworksも用意されている。

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