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技術評論社、ROS2の入門書「ROS2ではじめよう 次世代ロボットプログラミング」発刊

技術評論社は、「ROS2ではじめよう 次世代ロボットプログラミング」を2019年8月13日に発刊予定だ。

Robot Operation System(ROS)の次世代バージョンであるROS2は、ロボットアプリケーション開発のためのミドルウェアだ。ROS1は通信内容が暗号化されておらず認証機能もないため、セキュリティ面で見ると商用ロボットの開発には不向きだったが、ROS2ではセキュリティ、メンテナンス性、ライセンス、商業サポートなどのさまざまな観点から見直され、開発当初から製品への組み込みを目標にして再設計されており、今後のロボットアプリケーション開発のデファクトスタンダードになるとされている。

ROS2の入門書である本書は、ロボットの開発に興味のあるエンジニア、ロボット新規事業の検討とサーベイを行う人、ROS1パッケージのROS2移行を考えるROS1ユーザにとって有用な1冊となっている。ROSとは何かから始まり、ROSの歴史、開発環境のセットアップ、基本機能と応用機能、ROS2に対応したツールやパッケージ、ROS1の資産を活用するための接続方法、パッケージの開発方法までを網羅している。

サンプルコードはC++だが、それ以外のプログラミング言語を用いたクライアントライブラリについても解説している。ROS1ではUbuntuのみで利用できたが、ROS2からはWindows、macOSで利用できるようになっているため、主なOSの開発環境のセットアップについても触れている。

著者は近藤豊氏。A5判240ページで、定価は2680円(税抜)だ。

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