新しいものづくりがわかるメディア

RSS


電気技術の変遷と技術者の足跡をたどる——オーム社、「電気雑誌『OHM』100年史」を発刊

オーム社は「電気雑誌『OHM』100年史 -夢を追いかけた電気技術者の歴史-」を発刊した。

本書は、OHM創刊号から現在に至るまで100年間に掲載された記事をもとに、電気分野の技術開発の歴史と、その夢を追いかけてきた技術者の足跡をたどる一冊だ。

OHMは1914年11月、電気の専門雑誌として創刊。一般家庭が電化されていなかった時代に、西洋の優れた技術や最新の電気機器を使用できる日本人技術者を育て、新しい知識を提供することを目的として創刊された。印刷/組版技術と用紙の進化に伴い、個人が書籍や雑誌を求めやすい価格になり、結果として専門書籍や専門雑誌が学術や技術の普及に貢献した。

全11章構成。第1章「創刊から関東大震災まで」では、エジソンや丸ビル建設、関東大震災など、OHM創刊当時の時代を反映した記事について紹介する。

また、第3章「第二次世界大戦」と第4章「戦後復興」では、戦中戦後も欠号なく発行したOHMの歩みや当時の記事を紹介。第5章「高度経済成長」と第6章「東京オリンピックから人類初の月面着陸まで」以降では、東海道新幹線や東京オリンピック、その後の高度成長期の技術革新や、全国各地に建設された発電所についての記録などを掲載している。

著者は山崎靖夫氏、オーム編集部編。A5判554ページ、価格は6480円(税込)だ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る