本書は、Gitを導入する開発現場で働くデザイナーやプログラマー向けのGitの入門書だ。 プログラマーとして活躍する著者が経験を踏まえ、現場で必要となる機能／操作について解説。トラブルシューティングについても多数用意している。

リポジトリの作成やクローン、プル／フェッチといった各操作によるデータの流れを図解で解説しているため、プログラマーやデザイナー、開発リーダーなど担当ごとの役割分担が確認できる。

全5Chapter構成。Chapter 2「リポジトリを作る」、Chapter 3「Git操作の基本」ではリポジトリの操作に加え、コミットやマージといった実務で使われる機能を厳選して解説。さらに、Chapter 4「困ったときや便利な操作」では、実務でぶつかりやすいエラーの内容についても解決策をパターン別に解説する。

Appendixとして、Visual Studio CodeやDreamweaverなど、他のソフトを使ったGit操作についても解説する。サポートページに掲載されたリンクからは、git各種コマンドの確認や、GitHub Desktopなどの関連ソフトウェアをダウンロード可能だ。

著者は大澤文孝氏。B5変形判240ページ、価格は2180円（税抜）だ。