3Dプリンターで治具を調達——Boolean、製造プロセスの支援サービスを開始
2019/08/26 12:30
Booleanは、3Dプリンターを用いた製造プロセス支援サービスを2019年9月1日から開始する。
近年、欧州を中心に3Dプリンターが工作機械として普及し始めている。 同社は、国内企業が3Dプリンターを使いこなすには、プリンターの選定/セットアップや専用ソフトの活用(3DCADソフト/スライサー)などのハードルが存在すると認識。このハードルを乗り越え、3Dプリンター活用を定着させるための支援サービスを提供する。
まずは、金属や樹脂の切削加工を担う企業に向け、治具の調達を3Dプリンターで代用するプロセス構築を目指す。
治具の調達におけるリードタイムや設備の専有時間の存在、外注する場合のコストは大きな課題で、これを3Dプリンターで代替することで課題解決を狙う。
3Dプリンターで制作できる治具の強度は金属(アルミなど)と同程度。100μmレベルでの精度で造形可能だ。
ハニカム構造や金属を入れ込んだ造形も可能で、素材も重量や耐熱性/耐摩耗性/柔軟性など、さまざまな要素を加味して複数素材から選択できる。
なお、同サービスを紹介するセミナー「“治具造形”内製化セミナー 3Dプリンターで固定治具を作る!」を2019年9月9日に北九州市にて開催予定だ。