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クリアファイルをフェイスガードに——大阪大学、新型コロナ対策「フェイスシールド」の3Dデータを公開

大阪大学大学院医学系研究科の中島清一特任教授、室崎修招へい教員らは、新型コロナウイルス対策として「フェイスシールド」を産学連携で開発、3Dデータを公開した。

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新型コロナウイルスへの対策として、検査や治療にあたる医療従事者が適切に防護具を使用することが重要だが、世界的にマスクなどの不足が問題となっている。中島特任教授らのチームは、ありふれたものを材料に、3Dプリンターで防護具が造形できれば、地球規模での課題解決につながると考え、メガネフレームメーカーのシャルマンと連携し開発に取り組んだ。

シャルマンの有するフレーム造形技術や経験と、クリアファイルをシールドに転用するというアイデアを結合させ、さらに大阪大学が有する最新のバーチャルエンジニアリング技術を駆使して、着想からわずか3日で、安価なフェイスシールドの開発に成功したという。

フレーム部分の3Dデータは、プロジェクトサイト上に公開済み。クリアファイルを装着して、シールドを完成させる手順も動画で公開する。

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