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作業用ロボットの精度向上に——歪ゲージ式6軸力覚センサー「ZYXer」

新東工業は、歪ゲージ式6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」を生産開始した。力を高精度に測定することで作業用ロボットに力の感覚を与え、動作の高速化、精度向上を実現する。

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同社によると、作業用ロボットは、自動化や省力化によって生産現場の人手不足解消や生産性効率向上に貢献することから、さまざまな場面での活用が進んでいる。しかし、人の手指の感覚によって動きや力を変えることが必要な作業に関しては、反応精度や応答速度などに課題があった。

ZYXerは、三次元空間における縦、横、高さ方向の力とその方向を中心に回転する力を同時計測できる6軸力覚センサーだ。力を正確に測定することで、ロボットに力の感覚を持たせることができる。機械特性および電気特性にも優れているため、手指の感覚が求められる精巧な作業から、非常に大きな力が必要となる作業、また複雑な力の動きを伴う作業などのさまざまな力を高精度に測定できる。また、耐モーメントや検出精度が向上しており、作業ロボットをより早く正確に動作させることができる。

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同社では、腕の力による押し付けが必要となる研磨作業や、指先の感覚が必要になる部品のはめ合わせ、また均一の力で貼り合わせたり塗布する作業など、従来はロボット化が難しかった作業への適用を想定、今後ZYXerを搭載したさまざまなロボットのアプリケーションも開発、販売するとしている。

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