ArduinoでIoTデバイスを——SORACOM、「LTE-M Shield for Arduino」発売
2020/12/10 13:00
SORACOMは、Arduino UNOなどと組み合わせてセルラー通信を利用したIoTデバイスを開発できる「LTE-M Shield for Arduino」と、10種類のセンサーやモジュールをセットした「IoT スターターキット for Arduino」を発売した。
LTE-M Shield for Arduinoは、Arduino UNOなどで省電力版セルラー通信(LTE-M)を利用できるようにするデバイスだ。Arduinoを使ったプロトタイピング環境で容易にセルラー通信を使うことができる。さらに同社の「Sigfox Shield for Arduino」を併用すれば、通信環境に応じてSigfoxおよびLTE-Mの2種類の省電力通信を使用するシステムも可能だ。
IoT スターターキット for Arduinoは、LTE-M Shield for Arduinoに10種類のセンサーやモジュールとArduino互換機ベースのSeeed「Grove Beginner Kit for Arduino」、および「SORACOM 特定地域向け IoT SIM」をセットにしたものだ。搭載するモジュールは、LED、ブザー、OLED液晶、ボタンで、搭載センサーは、ロータリーポテンショメーター(回転角度を検出する変位センサー)、および照度、温度、湿度、気圧、加速度の各センサーだ。
同社では、IoT スターターキット for Arduinoを使って仕事場や自宅などの湿温度、気圧などを計測する「屋内環境計」を作製できるレシピを公開している。
価格はLTE-M Shield for Arduinoが5980円、IoT スターターキット for Arduinoが9980円で、「SORACOM IoTストア」にて販売している。価格はともに税別、送料別で、1000円分のソラコム利用料に充当可能なクーポンが含まれている。