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飛行、着水後の海上での自動操船に成功——空飛ぶ帆船型ドローン「Type-P」

エバーブルーテクノロジーズは、飛行する帆船型ドローン「Type-P」の技術開発/実証テストを開始し、飛行、着水後の海上での自動操船に成功したことを発表した。

Type-Pは、水上でのさまざまな調査や運搬を目的とした自動帆走の取り組みの中で、護岸されていない河川や岩礁が多い海域など、エントリーが難しいエリアや目的地が沿岸から離れている場所などでの活躍が想定されたドローンだ。飛行して移動/着水することで、水上航行/回遊開始までの移動時間を短縮するためのモデルとして、研究開発が進められている。

今回の実証テストでは、既存固定翼機をベースに自動帆走機構やセンサー、各種IoT機器の搭載を可能にするため、独自の設計/製造がなされた。場所はシンガポール。「桟橋からハンドローンチにより離陸、約10分間飛行した後に海面へ着水」「飛行時収納状態だったセールを展開し、風力だけで推進し桟橋へ着岸」する試験が実施された。

その結果、プロペラを推進力とする固定翼機として飛行することで、帆船の約20倍となる最高時速100km、巡航時速45kmで目標活動海域への移動に成功。また、着水後はモーターを停止してヨットと同様に自然風だけで帆走することで、バッテリー消費を約60分の1に抑え、60倍の長時間稼働にも成功した。

船体デザインは、既存の固定翼機をベースに格納可能なセールや帆走時に必要となるラダー、センターボードを追加し、効率化と軽量化に配慮している。今後は運用試験を通して、想定ミッションとその際の海況に耐えうる船型と帆艤装形態を明確にし、可用性とのバランスを考慮しながら、大型化(長航続距離化、ペイロードの増大)の実現を目指すという。

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