音声コミュニケーションをIoTデータ通信で実現——Braveridgeが「BraveTALK」技術を発表
2021/06/07 13:45
Braveridgeは2021年5月31日、音声コミュニケーションをIoTデータ通信によって実現する「BraveTALK」技術を発表した。
同技術はテキストでも電話によるコミュニケーションでもなく、音声メッセージコミュニケーションという新コミュニケーションを実現した技術と製品群の総称だ。
音声の送受信にはLTE-M規格を使用する。同社は音声データもセンサーデータの一種と捉え、独自開発により音声メッセージコミュニケーションの実装を達成した。BraveTALK技術には、Nordicの小型/低消費電力IoT向けモジュール「nRF9160」と、Braveridgeが開発した「BraveGATE」サービスが用いられている。
また、この技術を利用した製品の第1弾として、LTE-Mを使ったプッシュトゥトーク通話端末「BraveTALK PTT」を、2021年6月2日~4日に開催された「ワイヤレスジャパン2021」に参考出品した。
BraveTALK PTTには音声メッセージのデータ通信機能に加え、GPSトラッキング機能を搭載しており、見守りや配送トラックのトラッキングなど、音声メッセージと位置情報を組み合わせた用途への発展も可能だ。