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ものづくりで街と人をつなぐ——面白法人カヤック、八尾市でコミュニティ通貨「まちのコイン」実証実験開始

カヤックは、みせるばやおと共同で、大阪府八尾市で電子地域通貨サービス「まちのコイン」の実証実験を2021年10月21日から開始する。

八尾市は多くの製造業が集積する国内有数のものづくりのまちで、約3000の中小企業が雇用や町のにぎわいを創りだしてきた。しかし、製造業が若者の憧れる職種になっていなかったり、職人の高齢化によって技術承継が十分にできないなどの課題を抱えている。

これらの課題を解決するために、みせるばやおと八尾市が共同で、子どもたちにものづくり体験を提供する施設「みせるばやお」を開設。オープンファクトリーイベント「FactorISM」を開催するなど、子どもたちの興味喚起や地域活性化につながる活動を行ってきた。

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まちのコインを活用することで、ものづくり企業同士のつながりなどを可視化したり、コミュニティの活性化を図る。さらに、製造業以外の企業や一般市民のFactorISMイベントへの参加を促すことで、より多くの人にものづくりの楽しみを知ってもらい、地域活性につなげることを目指す。

具体的には、「FactorISM2021」において、まちのコインを使ってさまざまな製作体験ができたり、通常なら捨てられるふくさや切れ端生地などをまちのコインと交換して、新たな創造を生み出すことに挑戦できるという。

実証実験は2021年10月21~24日に開催される同イベント内と、その後引き続き2022年3月31日までの間、八尾市全域で実施する予定だ。

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