付録の真空管FMチューナーでラジオを聴けるムック本「電波受信が面白い!FMラジオの深層へ」
2022/01/20 07:00
音楽之友社は、付録として真空管FMチューナー・キットが付いたムック本「電波受信が面白い!FMラジオの深層へ」を発売した。
本書は、付録の真空管FMチューナー・キットによって電波を受信してラジオを聴くという昔ながらのアナログなラジオの楽しみ方を再提示するものだ。
テレビが普及したことで徐々にラジオ離れが進んでいたが、ここに来てリアルタイム感を楽しめるラジオが少しずつ人気となっている。スマホやPCで聴けるデジタル放送「radiko」の利用者が増えているが、本書付録の真空管FMチューナーを使えば、「温かみのある音のFM放送」が聴けるという。
真空管FMチューナーは、日本でラジオ放送が始まった1925年に創業した音響機器メーカーであるラックスマン製。ワイドFMに対応しており、廃止予定のAM放送もFMの高周波数帯域である90.0~94.9MHzで楽しめるようにした。組み立てに必要な工具は、プラスドライバーのみ。ハンダなどの工具は必要ない。チューニング用のツマミは操作しやすいよう大きめのサイズで配置した。ノーマルとワイドの受信周波数をスイッチで切り替えられる。
インジケーターは、チューニングが合うとオレンジ色のLEDが点灯。ステレオで入ると中段も点灯し、最下段はワイドモード時に点灯する仕様だ。付属の真空管「12AU7」を交換すれば、音色の違いも楽しめる。
本書の判型はA4で32ページ。付録がついて価格は1万6500円(税込)だ。