同製品はMSX（データ形式：BASIC、バイナリ、ASCII）、PC-6001シリーズ（同：BASIC、バイナリ）、PC-8001／8801シリーズ（同：BASIC、N-BASICマシン語モニター）の各レトロPCに対応。データの再生および記録ができる。再生可能なファイル形式はPC-6001エミュレータ（*.P6, *.P6T）、fMSX（*.CAS）、T88 （*.T88）、生イメージ（*.CMTなど）になる。記録可能なファイル形式はfMSXと生イメージだ。

キットにはMODEMボードやピンソケット、必要なスペーサーやネジ、ACアダプターが含まれるが、Raspberry Pi（3A＋または3B＋）、microSDカード（8GB以上）、USBフラッシュメモリ、P6とMSX本体およびCMT接続ケーブルなどはユーザーで用意する必要がある。

Raspberry Pi 3B、同 3A＋、同 3B＋で動作を確認しており、Raspberry Piと接続する40ピンコネクターのみ、はんだ付けする必要がある。

同製品は、サークルの「Project C」が開発した同人ハードウェアで、価格は1万3200円。オンラインショップ「家電のケンちゃん」で販売中だ。

今回の初回版は「テスト版」でもある。動作中に気になることがあれば本番向けの開発作業に反映するためにフィードバックがほしいという。