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プロペラ推進の自転車をYouTuberが自作し、時速30kmを記録

Fireball Tool/YouTube

DIY専門のYouTubeチャンネル「Fireball Tool」が2022年4月、プロペラの推力で走る自転車の製作過程を公開した。元ネタは1963年発行のPopular Mechanics誌に掲載された、プロペラ付き自転車だ。動画では、当時のサイクリストErnest Winter氏が製作した自転車の再現と、時速20マイル(約32km)での試走を目指した。

使用した自転車は1974年のSchwinn Varsity。改造は、チェーン周りのパーツを取り外して、巨大なプロペラを装着する。しかし当時の写真からは、ペダルの踏力をプロペラに伝える途中で回転軸の方向や高さを変える機構が判明しなかった。検討の結果、ペダルの踏力を伝えるベルトをひねって回転軸を90度曲げ、プロペラの軸の端につけた滑車に繋いだ。

そもそも、プロペラの推力だけで時速20マイルが出るのか懸念されたので、市販の電動ファンと比較して風量を確認した。また、気流を視覚化するスモークを使用して、プロペラの回転で発生した気流の状態を確認した。路上のテストでは、最初に時速17マイル(約27km)を記録するも目標に届かず、地元のトップクラスのライダーの協力を得て時速20マイルに到達した。

ちなみに当時の記事でErnest Winter氏は、プロペラ付き自転車が時速25マイル(約40km)に到達できて翼が付いていれば飛行できると説明している。

fabcross for エンジニアより転載)

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