新しいものづくりがわかるメディア

RSS


移動しても同じデバイスが周辺にあると警告表示——Raspberry Piベースの追跡者検知ツール

Raspberry Piベースの追跡者検知ツールをRaspberry Pi公式ブログが紹介した。情報セキュリティコンサルティング会社Argelius Labsの創業者であるMatt Edmondson氏が、友人を助けるため解決策を探すうちに、役立つものを作ろうと決めて作製したものだ。

自分が尾行されているかどうかを確認することは、自分自身や家族の安全確保のためにも大切なことだ。Edmondson氏によると、他人を追跡するためのツールはたくさんあるが、他人に追跡されているかどうかを把握するためのツールは少ないという。

市販の部品とPythonコードを使用するこの検知ツールは、ユーザー周辺のWi-FiやBluetooth機器をパッシブに検出して、毎分、60秒前に検出したデバイスを取得し、その中に5~10分前、10~15分前、または15~20分前にも検出したことがあるデバイスを発見すると、警告してくれる。

Raspberry Pi based Anti-tracking tool

警告と同時に、そのデバイスのMACアドレス、ネットワークの種類(Wi-FiアクセスポイントあるいはBTLEなど)、デバイスの種類、以前検出した時間帯などの詳細をタッチスクリーンに表示する仕組みだ。

ツール全体は、靴箱ほどの大きさの防水ケースに収められている。Raspberry Pi 3がオープンソースソフトウェア「Kismet」を実行し、Wi-Fiカードと無線信号検出器が周辺のデバイスを探索する。電源にはモバイルバッテリーを採用しているが、通常のAC電源も使用できるようだ。

Kismetは無線ネットワーク検出、パケットキャプチャー、侵入検知などができるソフトウェアで、近辺に存在するスマートフォンやタブレットが、Wi-Fiを探したりBluetooth機器に接続しようとしたりする際に発射する電波を検出する。KismetはWi-FiやBluetoothの他にSDRやZigBeeなどにも対応しているが、Edmondson氏は、将来的にはGPSトラッキング等にも対応予定としている。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. Raspberry Pi財団、Mastodon公式インスタンス立ち上げを発表——Raspberry Pi 4で運用
  2. 昔のマルスをイメージして、パタパタめくってピンを挿す「路線検索ガジェット」を作った
  3. Raspberry Piと公式カメラを1つに——Raspberry Pi 2/3/4B対応ケース「PiShell 2」
  4. 西和彦氏がM5Stack上で動作するMSX2のオリジナル公式エミュレーター「MSX 0 stack」を発表
  5. 医療用検査機器開発にRaspberry Piを採用——信頼できる産業用開発プラットフォームと評価
  6. 1秒当たり250mmでの高速印刷が可能な3Dプリンター「Guider3」販売開始
  7. 早稲田大学、光造形3Dプリンターによる金属/樹脂精密構造体の作製に成功
  8. 1970年代に開発された戦車シミュレーターをRaspberry Piでレストア
  9. 透かし彫刻磁器という古くからある芸術形式を3Dプリントし、目の見えない人も見える人も共有可能なデータ形式を作製
  10. 最速3Dプリンターより10倍速い——スタンフォード大の最新3Dプリント技術「iCLIP」

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る