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ラズパイとChatGPTで電子絵本を作ろう——物語を自動生成する電子ストーリーブック「Magic Storybook」

AdafruitのWebサイトが、ライトアーティストのErin St Blaine氏が制作した電子ストーリーブック「Magic Storybook」を紹介している。

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Magic Storybookは、Raspberry Piと生成AI「ChatGPT」を使ってオリジナルストーリーが作れるデバイスだ。読みたいストーリーの要素を話しかけるだけで、本に組み込んだディスプレイに物語が表示される。

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制作に必要なハードウェアは、「Raspberry Pi 4 Model B(8GB RAM)」、公式7インチLCDタッチディスプレイ、マグネットスイッチ、LEDインジケーター「NeoPixel」、USBマイク、バッテリーパックなど。ChatGPTのストーリー作成機能や音声認識を実装しており、キャラクターの名前、物語の長さ、スタイルなどを声で指示すれば、それらの要素を取り入れたオリジナルストーリーを生成、表示してくれる。

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ハードウェアを接続するだけで使用できるが、Erin St Blaine氏は古くて重厚なトーマス・ムーアの詩集を入手し、ページをくり抜いて収めることで、本格的なアンティーク絵本の装丁としている。表紙を開くとマグネットスイッチが検知してデバイスの電源が入り、USBマイクに指示を話しかけている間はLEDが赤に点灯し、ストーリーの生成中は緑に点灯する仕組みだ。

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配線のはんだ付け作業のほか、本をくり抜くためのツールや残ったページを固定する接着剤などが必要になる。AdafruitのWebサイトでは、制作に必要なハードウェアやパーツ、ツール、配線図、ソフトウェアの設定方法などを詳しく解説している。

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