新しいものづくりがわかるメディア

RSS


1時間203mmの高速造形——13.6インチ7KモノクロLCD光造形方式3Dプリンター「FinderOne136」

13.6インチ7KモノクロLCD搭載の光造形方式3Dプリンター「FinderOne136」がKickstarterに登場し、わずか1時間で目標額の調達に成功している。

photo

FinderOne136は7K(6480×3600px)解像度のLCDを搭載し、高精細な造形ができるボトムアップ方式光造形3Dプリンターだ。速度とユーザビリティを向上するデザインと機能を備え、デスクトップサイズながら工業グレードの3Dモデルを出力できるとしている。

photo
photo

光源には照度15mw/cm²のCOBパラレルライト(10×10マトリクス)、Z軸にはパワフルな57クローズドループモーターを採用し、1時間当たり203mmの高速造形が可能。また、高品質のボールスクリューとクアッドスライダーのデュアルリニアレールを組み合わせており、静かでスムーズ、高精度なZ軸の動作で造形品質を向上する。 

photo

コントラスト比500:1のスクリーンモジュールは、より明るいハイライトと深いシャドウにより照射エラーを防ぎ、短時間で複雑な形状を細部までプリントできる。スクリーンモジュールとコントロールボックスはそれぞれ一体型デザインとなっており、安全性とユーザビリティを高めている。

photo

7インチタッチスクリーンを搭載し、Wi-FiとUSB接続が可能。専用アプリ「Coolsiga Cloud」と独自に開発したスライサーソフト「Coolslicer」を利用できる。本体サイズは459×414×716mmで重さは30kg、レジンVAT容量は2000ml、最大造形サイズは298×165×300mm、XY解像度は46μm、積層ピッチは0.01~0.15mmだ。

photo

FinderOne136は予定小売価格1799ドル(約26万7000円)のところ、今なら早割価格899ドル(約13万3000円)で入手でき、3種類のレジン合計3kgとACFリリースフィルムが付いてくる。出荷は2024年3月の予定で、日本への送料は120ドル(約1万8000円)となっている。2023年9月28日までクラウドファンディングを実施しており、9月25日時点で1万ドル(約148万円)の目標額を大きく上回る約18万8000ドル(約2800万円)を集めている。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る