システムと生産体制の再構築を行い、板金溶接サービスにおける板厚違い溶接の自動見積もりを実現し、見積対象形状が約30%拡大した。板厚が2種類以上で構成される部品を含んだ板金溶接の自動見積もりが可能となり、板厚違い溶接の最短7日目出荷が可能だ。

対応材質は鉄／ステンレス／アルミ／各種表面処理（同系統の材質同士の組み合わせのみ対応）、対応板厚数は同一モデル内に板厚3種類まで、溶接種類はアーク溶接／レーザー溶接／各種溶接方法（連続溶接、断続溶接、スポット溶接）、仕上げは焼け取りのみとグラインダー仕上げだ。

また塗装に関しては、これまで粉体塗装を採用し、黒色／白色／グレー／クリーム系の塗装色を提供してきたが、自動車業界などで専用塗装色のニーズが増えていることを受け、鮮やかな調色を実現できる溶剤塗装を採用して新たに5色を追加し、赤色／黄色／青色の各系統の表現が可能となった。赤色とオレンジ色は、安全色としてJIS Z 9103（安全色一般的事項）の60％以上に対応可能となり、製造工場などにおける「危険／注意エリア」などを視覚的に明示し、安全への注意喚起に役立つなど、より幅広いシーンでの利用を想定している。

対応材質はSPCCとSPHC、対応板厚は0.8～6.0mm（溶接加工は板厚0.8mmに未対応）。納期は板金加工が5日目以上、溶接加工が10日目以上だ。