新しいものづくりがわかるメディア

RSS


Arduino Cloudを活用して電子ペーパーディスプレイに気温やメッセージを表示させるプロジェクト

Arduino Cloudを利用して電子ペーパーディスプレイに気温などを表示させるプロジェクトを、Arduino公式ブログが紹介した。

このプロジェクトでは、Pervasive Displaysの「EPDK-Matter Development Kit」(以下、EPDK-Matter)とWi-Fi機能を搭載するArduino Nano ESP32(以下、Nano ESP32)を使っており、EPDK-Matterの2.9インチE-inkディスプレイに気温や湿度を表示する他に、インターネット経由で受信したメッセージも表示できる。また、Adafruit NeoPixelライブラリーを使用することで、RGB LEDの制御も可能だ。

Remote E-paper Weather Display
Remote E-paper Weather Display

本来、EPDK-MatterはArduino Nano Matter向けに設計されているが、Nano ESP32を含むArduino Nanoファミリーのボードでも動作する。

ハードウェア設定はシンプルで、Nano ESP32をEPDK-Matterのアダプターボードに接続して、USBケーブルを挿すだけで電源が供給される。Arduino Cloudを活用すればデータ収集用のコードをプログラミングする必要はなく、ネットワークに接続したハードウェアと変数に応じたスケッチを生成できることが強みだ。

なお、スケッチの内容や具体的な実装などの詳細は、自作ハードウェアのコミュニティサイトHackster.ioで解説されている。

このプロジェクトでは、ソフトウェア開発とデバイス管理の両方でArduino Cloudを使用しており、無償版Arduino Cloudソリューションを利用している。例えば、天気に関するデータは、Arduino Cloudサービスが自動的にWi-Fi経由でデータをNano ESP32に送信し、Nano ESP32がディスプレイを更新し新しいデータを表示する仕組みだ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る