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技あり! ファブテク研究会

MimakiでUVプリンタの本気を見た!——つまようじにマイボトル、MacBookにも印刷してみた

オプション装着! 回転しながら印刷だ

UVプリントの際、プリンタのヘッド部分と対象物の距離が離れているとインクが滲んでしまうため、高低差の大きいものに均等な印刷を施すことは難しい。しかし、専用の追加ユニットを取り付けることで、円柱状の物体にもきれいに印刷することが可能となる。

作業エリアに取り付けてモードチェンジ! 作業エリアに取り付けてモードチェンジ!

この追加ユニット、名前は「Kebab MkⅡ」。その名の通り、塊肉を回しながら焼くドネルケバブのように、ローラーに乗せた対象物をくるくると回転させながら360度全面に印刷ができる。このKEBABを使って杉原さんがチャレンジしたのは、なんと家庭用の蛍光灯

 印刷時には本体のパネルで対象物の直径と端を指定する。 印刷時には本体のパネルで対象物の直径と端を指定する。

少しずつ回りながら印刷がされていく様子はまるで調理器具のよう。全面にわたる模様の仕上がりもバッチリだ。風のうわさによると、最近はこのKEBABを使い、お目当ての男性の柄をプリントした特製ボトルをホストクラブでプレゼントするのがはやっているとか。

というわけで というわけで
わたくし、 わたくし、
ボトルになりました。 ボトルになりました。

KEBABを使えば直径110mmまでの円柱に印刷することができる。孤独に過ごす誕生日の記念ボトルを自分で作ることだって難なくこなせる、とても魅力的なオプションだ。なお、ボトルの印刷時には半分ほど水を入れて安定させることが好ましいので、ぜひ大切な誰かのためにこの知識を役立てていただきたい。

機材の組み合わせで広がる可能性

トリを務めるのは渡辺さん。持参した白いアクリル板には、あらかじめレーザーカッターで画像の色の濃さに応じた彫刻が施されている。ここに元の画像をUVプリンタで印刷すると……

この立体感を見よ! この立体感を見よ!

アクリルの凹凸と画像の明暗が組み合わさり、見事な立体感が現れた。アクリルを加工した際のザラつきがコケとマッチしており、3Dアートとでもいうべき仕上がりである。UVプリンタ単体だけではなく、他のファブ機材と組み合わせることでより表現の幅が広がっていくことを予感させる作品だ。

あなたは何をプリントしますか?

参加者が思い思いの素材を手に臨んだ今回の企画。ちょっとしたアイデアやこだわりのグラフィックがさまざまな素材に印刷され、モノの魅力や親近感がグッと増していった。UVプリンタは、印刷という行為を通じてモノに思いを乗せるのを手伝ってくれる。

Mimaki本社内にあるIPラボセンター Mimaki本社内にあるIPラボセンター
ここでUVプリントのテストが日夜行われている ここでUVプリントのテストが日夜行われている

ショールームの横にある本社にはラボセンターが開設されている。ここではユーザーの要望に合わせ、個々の素材に適切なインクや加工法を見つけ出すべく日々実験が行われているそうだ。UVプリンタの新しい印刷体験は、こうした地道な積み重ねに支えられている。

施設見学からテクニック披露まで盛りだくさんでお送りした本企画。少しでもUVプリンタの魅力が伝わっていれば幸いだ。身近なものにどんな印刷ができるか、それを考えるだけでも毎日が楽しくなるはず。ぜひお近くのファブ施設でUVプリントに挑戦してみてほしい。

 

取材協力:ミマキエンジニアリング

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