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100ドル3Dプリンタ/スキャナー「Peachy Printer」が50万ドル超の出資集める

カナダ在住のRylan Grayston氏が開発した100ドルを切る低価格の3Dプリンタ/スキャナー「Peachy Printer」が注目を集めている。同氏のプロジェクトチームはKickstarterで資金募集開始後約2週間で50万ドル超を調達している。

一般的な低価格3Dプリンタは、フィラメントと呼ぶワイヤー状の合成樹脂をプリンタヘッドで溶融しながら出力していくため、プリンタヘッドまたは出力物がのった台の、X軸・X軸・Z軸の移動をそれぞれサーボモーターなどで制御する必要がある。

Peachy Printerではプリンタヘッドをレーザー発信器に置き換えてレーザー出力の向きを制御することで、X軸・Y軸方向の制御を簡素化。さらに硬化型樹脂は液体状のため、少しずつ注入することでZ軸方向の制御も簡素化できる。これにより製造コストを削減し、低価格化できるという。3Dプリンタで価格が100ドルを切るのは世界初としている。

Peachy Printerの出力例

Kickstarterでは、わずか12日で当初の目標5万ドルをはるかに上回る52万ドル(約5000万円)の出資を集めた(日本時間10月2日現在)。2014年7月に最初のキットを出荷する予定だ。

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