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クラゲのような外観で虫のように飛ぶ4枚羽根の羽ばたきロボット

New York大学の研究者チームが、クラゲのような外見の4枚羽根の羽ばたきロボットを製作し、米国物理学会の流体力学部会で発表した。これまでの昆虫型羽ばたきロボットよりも安定して空中を飛ぶことができるという。英国の科学情報サイトNew Scientistなどが報じている。

クラゲ型羽ばたきロボットを試作したのはLeif Ristroph氏らの研究チーム。これまで多くの羽ばたきロボットがショウジョウバエの飛行モデルを基に研究されてきたが、安定した飛行には成功していない。クラゲ型ロボットは自己安定性を持ち、特別の制御機構なしで安定して飛行できるという。

今回のクラゲ型ロボットは、薄いプラスチック2組の羽に囲まれたカーボンファイバーフレームで構成されており、羽をモーターで開閉して飛ぶ。重さは2gと非常に軽量であり、センサやコントローラーを必要とせずに自力で飛行できる。現時点では、電源コードにつながれているが、将来的にはバッテリーを本体に搭載し、より自由に浮遊できるようになるという。将来、大気中の二酸化炭素濃度の監視・測定などの用途での実用化を想定しているとしている。 

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