Linear TechnologyがArduino互換開発ツール「Linduino One」を発売
2013/12/12 17:00
アナログICメーカーの米Linear Technologyは2013年12月4日、同社のSPIおよびI2 C互換集積回路向けのファームウェア・ライブラリおよびコードを開発および供給するためのArduino互換プラットフォーム「Linduino One」開発ツールを発売したと発表した。
Linduino Oneは標準的Arduinoボードである「Arduino Uno」と互換性があり、Arduino用の拡張ボード(シールド)も利用できるほか、Linear Technologyの各種基板と接続するための14ピンQuikEvalコネクタも備えている。
デバイスのファームウェアライブラリはC言語で記述されており、さまざまなプロセッサやマイクロコントローラに移植できるように設計されている。各ライブラリにはLinduino Oneプラットフォームにアップロードできるデモプログラムがあり、回路とソフトウェアを簡単に検証できる。開発にあたってはArduino統合開発環境(IDE)がコードをコンパイルして Linduino Oneプラットフォームにロードするため、追加のソフトウェアやハードウェアは不要。
Linduino Oneボード「DC2026A」は単独製品として利用できるが、デュアル16ビットI2 C DACの「LTC2607と」20ビットSPI ADCの「LTC2422」のデモボードである「DC934A」と組み合わせて、「DC2026A キット」として購入できる。参考単価はDC2026Aが75.00ドルから、DC2026Aキットが125.00ドルから。