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難聴者の生活の質を向上するペンダント型集音マイクが資金調達開始

難聴者が騒がしい環境で近くにいる人の声が聞き取れるよう設計されたペンダント型集音マイクロフォン「Wear」が、クラウドファウンディングサイトKickstarterで資金調達を開始した。

Wearは補聴器と比べずっと手ごろな価格ながら、遅延なく明瞭な音を伝えることができるアナログ指向性マイク。首に提げて使うペンダント型で、充電池とアンプ内蔵で、ヘッドホンジャックに好きなヘッドホンを接続して利用できる。難聴者がレストランなどの騒がしい環境でも、近くにいる友人や家族と快適に会話できることを主眼に開発された。特許出願中の指向性マイク技術は、外部ノイズの影響を低減し、6フィート(約1.8m)以内の会話が明瞭に聞こえる。デジタルマイクで音声処理のために生じる音声の遅延は、難聴者の読唇を妨げるため、遅延のないアナログ回路で構成した。

開発者によると、今後はワイヤレスバージョンの開発も視野に入れているという。Kickstarterでの目標額は3万ドル(約310万円)に対して、調達開始から7日で9000ドル弱を集めている。現在125ドル(約1万3000円)以上出資するとWearを1つ入手できる(日本への送料20ドル)。

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