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机の上を製造現場に 産業用ロボットレプリカキットがKickstarterで大人気

中国のUFactoryが開発した、スマホやPCで動かせるデスクトップサイズの産業用ロボットアームレプリカキット「uArm」が、クラウドファウンディングサイトKickstarterで人気を集めている。資金調達開始後数日で、目標額の13倍以上の資金6万5000ドル(約670万円)超を調達した。

uArmは、スイスの産業ロボットメーカーABBの産業用4軸パラレルロボットアーム「IRB460」をモデルに開発された。キットにはレーザーカットされたアクリル板または木製の部品と、サーボモーターや制御回路、ねじやベアリング、本体を机に固定するための吸盤など一式が含まれている。制御のためのマイクロコントローラはArduino互換だ。アームの先に取り付けることができるグリッパー(ものを挟んでつかむアタッチメント)や、吸盤(真空ポンプでものを吸い付けるアタッチメント)もオプションで用意している。

現在、PCでuArmを動かすためのソフトがあるが、iOS/Android版のアプリも開発中という。また、Kickstarterでのキャンペーン終了後には、uArmはオープンソース化する予定としている。

uArtはホビー向けロボットだが、Kickstarterで大人気となり、5000ドルの資金調達を目指してスタートしたが、記事執筆時点で調達目標の13倍を超える6万5000ドルが集まっている。185ドル(約1万9000円)以上出資すると、uArm本体とグリッパーのセットが1つ入手できる(日本までの送料が別途20ドル必要。出荷予定は2014年5月)。 

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