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あらゆるものをトリガーにして音が出せるシンセサイザがKickstarterに登場

ロンドンを拠点とするデザインスタジオDentakuが、あらゆるものをトリガーとして音を出すことができるシンセサイザ「Ototo」を開発し、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を開始した。

Ototoは、電子センサや電気を通す材料なら何でも接続してそれを即席の楽器にしてしまえる小型シンセサイザ。キーボードにあたる静電容量式の接点から、ワイヤーで野菜でもドアノブでも何にでもつないで、楽器を演奏するようにそれをタッチすると、さまざまな音色の音を出すことができる。回転センサや光センサ、タッチセンサ、圧力センサ、呼吸センサなどもオプションで用意している。

2オペレーターのウェーブテーブルシンセサイザとしての基本機能を備えているので、パラメータを調節して表現力豊かな楽器の音を作成することができる。また、サンプラーとしての機能もある。ソフトウェアはオープンソースベースで開発されていて、開発終了後はソースコードもリリースする予定。

Kickstarterでの目標額は5万ポンド(約820万円)、記事執筆時点で約1万3500ポンド(約220万円)を調達している。2013年10月から大学などでワークショップを実施しており、評判は上々だという。キャンペーンの終了後、6月からの製品化を目指している。65ポンド(約1万600円)出資すると、Ototoボードとワニクリップ、光センサ、回転センサ、スライドセンサが含まれたスターターキット1式が入手できる(日本への送料が別途5ポンド必要)。 

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