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愛知産業、英LPWの3Dプリンタ用高品位金属粉末の取り扱いを開始

愛知産業は2013年12月27日、英国の3Dプリンタ向け金属粉末メーカーLPWと国内総代理店契約を締結し、3Dプリンタ用金属粉末の取り扱いを開始すると発表した。

LPWは初期から3Dプリンタ専用粉末の開発・製造を開始した粉末メーカー。セレクトレーザパウダーベッド(SLM)、電子ビーム(EBM)、レーザ紛体肉盛(LMD)というレーザを用いた積層造形加工で使われる。

レーザーによる3Dプリンティングに必要なμmオーダーでの溶接・加工には、機械の精度に加え材料の精度も重要となる。サイズがそろっているだけでなく球状でなければならない。LPWの材料は、紛体粒度と形状において、高い品質を実現しており、最適な粒度と最適な形状の粉末をニーズにあわせて提供できるという。材料の種類も豊富で、コバルト系、ニッケル系、Fe系(含SUS)、チタン系、アルミ系及びタングステンカーバイドなどを取りそろえている。

さらに、LPWは粉末を扱う会社としてははじめて、航空宇宙向けの材料供給に関する認証を得ている。そのため、F1関係はもとより、宇宙ロケット用部品や航空機向けタービンブレード等の高度な品質が要求される分野でも、実際の製品向けに使用されている。

愛知産業ではLPWとのコラボレーションによって、施工法に関するノウハウも含め、金属粉末による3Dプリンティングについてのあらゆるソリューションを提供するとしている。

 

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