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3Dプリンタをアップグレードする押出機プロジェクトがKickstarterに再登場

Dglass 3D(D3D)は、パーソナル3Dプリンタの性能をレベルアップさせる押出機「RUGGED-HPX」シリーズのプロジェクトを、Kickstarterで立ち上げた。D3Dは2013年8月にも押出機プロジェクトで資金調達を目指したが、そのときは目標を達成できなかった。

今回改めてD3Dが発表したのは、一般向けのFDM方式3Dプリンタの性能をプロフェッショナルレベルまで押し上げるという新しい押出機だ。

RUGGED-HPXプロジェクトでは、押出機構とモーターが1つの「RUGGED-HPX1」、押出機構とモーターがそれぞれ2つの「RUGGED-HPX2」、押出機構2つでモーターは1つの「RUGGED-HPX2 MAX」の3製品を開発中。このうちRUGGED-HPX2 MAXは、1つのモーターで2つの押出機構を動かす特許出願中の「D3D Filament Shifter」が特徴だ。

この技術によって従来の押出機に比べて格段にプリントスペースを確保することが出来るという。シンプルな構造と大きなトルクを生み出すギアによって、頑丈で信頼性の高い押出機になったとしている。D3Dによれば、さまざまな種類の3Dプリンタを用いてのテストで、1000時間以上も駆動し続けることが出来ているとのことだ。 

Kickstarterでは調達目標1万5000ドル(約153万円)に対し、記事執筆時点で1万ドル超を集めている。現在105ドル出資すると、RUGGED-HPX1が1つ入手できる(日本への送料は17ドル)。

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