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3Dプリンタで造形したチタン合金筐体を使ったイヤフォンが発売

ファイナルオーディオデザイン事務所は2014年2月18日、「今までにないものを作る」がコンセプトのイヤフォン新シリーズ「LAB I」を2月下旬に発売すると発表した。

LAB IはNTT データエンジニアリングシステムズとプロポックスの協力により、3Dプリンタによって造形した64チタン製筐体を採用したバランスドアーマチュア型イヤフォン。不要な振動を抑える一体形状で臨場感ある音楽再生が可能という。同社によれば、量産品に3Dプリンタで造形した部品を使うイヤフォンは世界初。

3Dプリンタによる造形は、データがあればよいというわけではないという。開発に当たっては、筐体を出力する最適なデータを得るため、数多くの試作を行ったとしている。表面仕上げについても、3Dプリンタの金属造形は、金属粉末にレーザーを照射して溶融、凝固を繰り返すため、表面は粗い仕上がりとなる。このため、金属特殊加工専門コーディネーターの協力を得て、職人技を組み合わせて美しい磨き仕上げを実現したという。

LAB Iはファイナルオーディオデザインの直販サイトで予約受付中。価格は16万円。

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