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ニットを“プリント”できるデジタル編み機「OpenKnit」が公開

デジタル編み機「OpenKnit」プロジェクトが公開された。OpenKnitは、オープンソースで開発された550ユーロ(約7万7000円)以下と低コストの、デジタル編み機だ。ユーザーのサイズにぴったり合ったオーダーメイドの服を、デジタルファイルからおよそ1時間で作り出すことができる。

OpenKnitで作られたオープンソースの服、winter2014 OpenKnitで作られたオープンソースの服、winter2014

OpenKnitは、オープンソースで開発された3Dプリンタ「RepRap」プロジェクトに深く触発された進行中のプロジェクトだ。OpenKnit開発者のGerard Rubio氏によれば、現在衣料の生産において主流になっている発展途上国で行われている低価格の大量生産に変わる生産モデルになるという。服をデザインし、作り出すということをデジタルで行い、そして着る。それを1つの場所で可能にする。

3Dプリンタで作られた部品やセンサ、ステッパーモータ、サーボモータ、編み針などで構成されるOpenKnitは、制御ソフト「Knitic」でデザインされ、カスタマイズされた服を出力する。OpenKnitの設計図や部品データ、マニュアルなどはGithub上で共有する予定という。

衣類のデータ共有サイト「Do Knit Yourself」は、オープンソースの服のプラットフォームであり、バーチャルな衣装部屋として機能する。そこでは、近くにいる人だけでなく、ユーザーが“衣類を共有”できる。すでに、初の機械で作られたオープンソースの服が公開されており、近い将来、より洗練されたデザインおよび服が可能になるとみられている。 

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